初めてのカメラにミラーレスを選ぶべき7つの理由

初めてのカメラにミラーレスを選ぶべき理由のタイトル

カミサンが新しいカメラが欲しいと言う。

ワタシがこういう仕事をしている関係で、カミサンも、一眼レフにはミラーがあって……、というぐらいの知識は持っているのだが、自分が使っているカメラの機種名すらろくに覚えないような人だったりするので、言葉で説明するよりも文章にして読ませたほうが伝わりやすい。

というのもあって、自分に合ったカメラを選ぶ方法を、数回にわけてまとめてみることにした。今回は、カメラには一眼レフとミラーレスがあるけど、これから写真をはじめるならミラーレスを買ったほうがいいぞ、というところからはじめてみたい。

カミサン

いや、動きものとかは一眼レフでしょ?

一眼レフよりもすぐれたところが多いから

まず、いちばんに決めなくてはならないのが、カメラのタイプ。つまり、一眼レフか、それともミラーレスか、の選択だ。

一眼レフにもミラーレスにもメリット、デメリットがあって、撮りたいものや好みなどに合わせて選ぶのが大事なわけだが、今、これから写真をはじめたいのなら、迷わずミラーレスを買ってほしい

いや、動きものとかは一眼レフでしょ?

と思う人もいるかもしれない。カミサンもそうだった。

もちろん、今でも一眼レフのほうが都合がいいシーン、被写体というのはある。あるにはあるが、かなりエクストリームな世界での話であって、普通の人が普通に撮るぶんにはほとんど関係はない。なので、これから写真をはじめようと考えている人には、むしろミラーレスのほうがおすすめ、というわけだ。その理由をこれから説明していこう。

一眼レフとミラーレスの比較表

マニアックな目線で見ればもっといろいろ出てくるが、これからカメラを買おうという方が知っておいたほうがよさそうな項目に絞るとこんな感じになる。ので、それぞれを、少し詳しく説明していこう。

小ささ軽さを重視するならミラーレス

これはもう店頭などで見ていただければ一目瞭然なのだが、一眼レフというタイプのカメラは、メカの都合上、どうしても大柄になってしまう。それに対して、ミラーレスはややこしいメカな部分をばっさり省いているので、そのぶん小型軽量に仕上がっている。

つまり、身軽に気軽に持ち歩けることを重視するならミラーレスがおすすめなわけだ。どんなに性能のいいカメラだって、シャッターチャンスが訪れたときに持っていなければ意味はないのだから、持ち歩きやすいことはとても大事なのだ。

もちろん、体力のない女性にも軽いほうが有利なので、家族で共用することを考える場合もミラーレスがおすすめとなる。

最近はミラーレスもピント合わせが速い

カメラを買う動機が子どもの運動会だったり、ペットを撮りたいとかであれば、ピント合わせ(AF=オートフォーカス)や連写の速さ、動くものにピントを合わせつづける能力の高さは重要になる。この部分の能力は、従来は一眼レフがはるかに高かったが、最近はそうでもない。

入門者向けのお手ごろ価格のミラーレスには、動きものがまったくだめな機種も少なくないが、上のクラスになると一眼レフ以上のハイスペックな機種がごろごろしている。動体撮影は一眼レフ、なんて時代はもう終わりが見えているのだ。

もちろん、プロやハイアマチュアの目線で見れば、一眼レフならではの強みも残されてはいる。が、本格的なスポーツや野生動物の撮影とかを目指すのでなければ、ミラーレスでも問題なく対応できる。

むしろ、タッチ操作でピントを合わせられたり、人物の顔に自動的にピントを合わせてくれたりといった便利機能の多さも考えれば、ミラーレスのほうがはるかにおすすめだ。

スマホに慣れている人はミラーレス向き

一眼レフはファインダーをのぞきながら撮るのが基本スタイルで、一眼レフを使い慣れるとファインダー撮影のほうが快適に感じるようになる。が、スマホ世代の人たちにはなじみにくいらしい印象がある。

実際、観光地などでも、一眼レフなのにファインダーをのぞかずに撮っている人をちょくちょく見かける。ライブビュー撮影というのをやっているのだ。

ライブビューは、モニターに映像を表示して、それを見ながら撮影する機能で、スマホで撮ることに慣れている人には、こちらのほうが自然に感じられるようだ。

その点、ミラーレスは常時ライブビューなので、感覚としてはスマホと同じ撮り方、あつかい方ができる。スマホに慣れている人にはミラーレスのほうがずっと親しみやすいはずだ。

なお、ライブビューは動画と並んで電池をばか食いする機能でもある。使い方次第ではミラーレスより電池の持ちが悪くなることもありえるので、注意しないといけない。

ミラーレスのほうが静かに撮れる

一眼レフは複雑なメカが動く関係で、どうしても大きな音(作動音とかシャッター音とか言う)を立ててしまう。テレビの記者会見とかで、ばしゃばしゃ、という音を聞いたことがあると思うが、あれが一眼レフの作動音だ。昔に比べれば、一眼レフのシャッター音もずいぶん静かになったものの、平均的には音は大きめと言える。

一方のミラーレスは、ややこしいメカが少ないぶん、作動音は総じて低めとなる。機種によっては耳障りな音を立てるものもなくはないが、平均的には音は静かでマイルドになる。

また、最近はサイレント機能を搭載しているものが増えていて、この機能を使うとほぼ無音で撮影できる。赤ちゃんの寝顔や音に敏感なペットを撮りたいとか、静かな場所で撮る機会が多い人にはとてもありがたい機能だ。

一眼レフにもサイレント機能を搭載したものもあるが、ライブビュー機能と併用しないといけないので手順はちょっと面倒くさい。その点、常時ライブビューのミラーレスはずっとらくちん。そういう点でもミラーレスはおすすめなのだ。

電池の持ちは一眼レフがずっといい

ミラーレスは、常時画面に映像を表示しながら撮る方式なので、電源をオンにした瞬間からばりばりと電池を消耗する。その点、一眼レフは、ファインダーをのぞいているぶんにはほとんど電池を使わない(AFを動かしっぱなしにするとそれなりに食うが)。なので、ミラーレスの3、4倍ぐらい電池の持ちはいい。

と考えれば、一眼レフが上だと言えるが、その差が問題になるのは、1日に何百枚、何千枚と撮る人の場合だ。ミラーレスの電池の持ちがあまりよくない機種でもフル充電で200枚以上は楽に撮れるので、マニアックにばりばり撮るのでなければほとんど気にする必要はない。

ただし、旅行や充電忘れ対策になるので、予備の電池は必ず用意しておくこと。なので、予備の電池のお値段も忘れずに予算に含めておいてほしい。

お値段はおおざっぱにはミラーレスが安め

ミラーレスのほうが構造的にシンプルだし、小型軽量なこともあってコストは抑えやすい。そのため、機能や性能が同じぐらいであれば、ミラーレスのほうがお値段は安めになると考えていい。

もっとも、カメラは発売から時間が経つほど実売価格が下がっていくものなので、ミラーレスだから安いとは限らない。が、全体的にはミラーレスのほうがお財布にやさしいのは間違いない。

なお、予算の制約がきつい場合は、型落ち機種を探してみるのも手だ。デジタルカメラは日進月歩なので、新型のほうが機能や性能は高くなるものだが、必要な機能が追加されたとかでなければ、ひとつ前モデルで十分なケースもある。予算次第であえて旧型を選ぶという選択肢もありなのだ。

交換レンズの種類は一眼レフのほうが豊富

純正の交換レンズの種類は一眼レフのほうが上だ。ミラーレスは成長途上なので、交換レンズの充実度の面では一眼レフにはまだまだかなわない。

と言っても、これは一眼レフの長い歴史の中でいろんな方面からのさまざまな要望があって、それに応えられるように多種多様な交換レンズが生み出されてきた、というバックボーンがあるからだ。

が、裏を返せば、特殊なニーズを満たすための交換レンズが数多いということであって、普通の人が普通に撮るぶんには、そんなにたくさんの交換レンズは必要ない。

それに、カメラメーカーはだいたいどこも常識的なものの考え方をするので、一般的なユーザーが必要とするであろう交換レンズから順にラインナップしていく。ぶっちゃけ、そんなに気にする必要はない。

ただし、将来的に、こんな写真が撮りたいんだ、というビジョンがあるなら、それが撮れるレンズをラインナップしてくれているメーカーを選ぶ必要がある。というのは覚えておいてもらいたい。

考えれば考えるほどミラーレスがおすすめ

以上、これからカメラを買おうと思っている人がミラーレスを選ぶべき理由をチェックしてみた。

まとめると、

ミラーレスの強み

  • 小型軽量で持ち歩きが楽
  • 作動音が静かで気になりにくい
  • 価格が比較的安いのでお財布に優しい
  • スマホ感覚で撮れる
  • 機種によってピント合わせが速い
一眼レフの強みは

  • ピント合わせは全体的に速い
  • 電池がすごく長持ちする
  • 交換レンズが豊富に選べる

ざっくり切り分けると、ライトでカジュアルに写真を楽しみたい人向けなのがミラーレスで、ある程度マニアックに攻めたいなら一眼レフもあり、という感じになる。

ただし、ピント合わせの速さは機種による差も大きいし、交換レンズが豊富というのもそんなに重大な問題ではない。電池の持ちも予備を用意しておけばまず困ることはない。

と考えれば、ミラーレスを選ばない理由はほぼないのはおわかりいただけたと思う。

次回は、じゃあ、どんな機種がおすすめなのよ、というのを考えていきたい。

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