SmallRigのDC-S5用Lブラケットが安いのに満足度は高めだった件

DC-S5とSmallRigのLブラケット

E-M5 Mark IIの金属製外付けグリップECG-2でアルカスイス互換のクイックシュープレートの便利さに目覚めて以来、Really Right Stuff(RRS)のプレートを愛用してきた。

のだけれども、DC-S1が出たときのRRSの動きがずいぶん鈍くて、カメラの発売からかなり経ってから一体型のLプレートだけ登場した。

公表されていたDC-S1、S1Rの月産台数が少なくて、だからRRSとしてはペイしづらいという判断だったのかもしれなかった。

それに比べればDC-S5の月産台数はぐっと多いが、それでも他社に比べるとずいぶん少ない。というのもあって、出るにしても時間はかかるだろうなぁと思ったわけだ。

それが、パナソニックがDC-S5の発表イベントをやったその翌日の9月3日。SmallRigのサイトを見たらDC-S5用のLブラケットの予約がはじまっていたのである。

見た感じ、デザイン的にも悪くなかった。グリップ下部まできちんとカバーするタイプで、変なはみ出しもなく、小指置き場としても有能そうだった。

Lコンポーネントは取り外せる構造のようで、左右にスライドさせられるだけでなく、前後にも動かせる仕様だ。

バリアングル式モニターを開いたときに干渉を避けられる切り欠きがあって、しかもそこそこの範囲で画面の向きを変えられるらしい。

当然期待度はマックスである。

ちゃんとした専用設計で延長グリップとしての機能もあって、バリアングル式モニターに配慮したLコンポーネント付き。それで価格は予約割引ありで税込み2,905円。RRSあたりと比べたら破格である。

発売後の今は税込み3,553円に上がっているけれども、それでもまだ安い。しかも日本までの送料はほんの500円。ちなみに、7,000円以上注文すると送料は無料になる。太っ腹すぎて逆に心配になる。

こう言うと失礼だが、中国系のメーカーとしては評判は悪くないし、このお値段ならはずしてもそんなに痛くはない。という判断で買ってみることにした。

DC-S5とSmallRigのLブラケット
今回のお題はSmallRigのLブラケット。買ったばかりのDC-S5用である。サイトに載っている品名は「SmallRig Panasonic LUMIX S5カメラ用Lブラケット 2984」。

小指置き場としてもばっちりな専用タイプのLブラケット

さて、発送の連絡から10日ほどかかってようやく届いた箱の中身をDC-S5に着けてみた。

印象としては、完璧ではないが、十分以上に素晴らしい。

グリップを握ったときに右手の手のひらに当たる角がちょっと食い込む(痛いというほどではない)のが気になるのと、今どきマイナスネジを使うのはどうよ?というのはある。

とは言え、ホールディングは文句なし。握り方次第でグリップから少しはみ出す小指が落ち着くのがなによりうれしかった。もちろん、ワタシが使っている雲台やクランプ(いずれもノブ締めタイプ)には問題なく取り付けできた。

気になっていたLコンポーネントとモニターの問題だが、モニターを開いて切り欠き部分に挿し込んだ状態では画面の端が少しケラレる。と言ってもほんとにわずかなので、気にしなければ平気なレベル。可動範囲もそこそこに広く確保できていて使い勝手は上々だ。

マイナスネジについては、コインで締めるタイプのクイックシュープレートがゆるみやすいものが多かったのを思い出すと、やっぱちょっとなぁ、と思ってしまう。

が、幸い使っていないほかのプレートのネジ(アルカスイス互換のプレートでは標準的な4mmの六角レンチが使えるヤツだ)が流用できるのを発見できたので、しばらくはそちらのを借りておくことにする。

DC-S5とSmallRigのLブラケット
専用タイプでボディ底面ジャストサイズ。グリップ下の部分も変な出っ張りがなくて、小指の落ち着きもよい。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
気になっていたLコンポーネントとモニターの位置関係はこんな感じ。切り欠きにおさまるようにできている。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
横位置ローアングルだとこんな見え方。画面右上が少し欠けるが、まあ許容範囲と思うことにしておく。

DC-S5とSmallRigのLブラケット
あと、気になったのは今どきマイナスネジなところ。コインとかで締めつけるネジがゆるみやすいという潜入観念があるので、不安がぬぐえないのだ。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
ので、ほかのプレートのネジをかっぱらって付け替えてみた。なお、真似をして痛い目を見てもワタシは責任は負えないので、そこのところよろしくである。

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やっぱりバリアングル式モニターとの相性はだめ

ただし、縦位置は難ありである。

まず、Lコンポーネントに切り欠きがある関係で、やはり強度的に弱い。

上側だけをクランプに噛ませて固定した状態だとカメラに触れるとぐらぐらする。見ていてけっこう怖い。

上下の両端を噛ませればぐっと安定はする。が、ノブを締めるたわむ感じがある。これはこれでまた怖い。

いちばんマシに感じたのが下側だけ噛ませて固定する方法。これがもっともたわみ感が少なくて安心できそうだった。

が、むしろ問題はこのあとだった。

まず、開いたモニターがクランプにぶつかって回せない。

えっ?って感じである。

しかたがないのでクランプからはずして回してからもう一度取り付ける。

が、今度は開いたモニターにノブが当たる。ので、半開きにしかならない。

再度、えっ?って感じである。

まあ、出っ張りが小さなレバー式ならもうちょっと開けるだろうし、ノブをレンズ側にして使えば当たりは減る。

あるいはLコンポーネントを外にスライドさせておくとそのへんを軽減することはできる。のだけれども、そうすると今度は横位置がうざいことになる。

ようするに、Lコンポーネントに切り欠きがあれば解決する問題ではなくて、単純にバリアングル式のモニターとLブラケットの相性がだめ、ということである。どうもなりませんねぇ、これは。

とか考えた結果、やっぱLコンポーネントなしでいっちゃおう、という気になった。

DC-S5とSmallRigのLブラケット
問題は縦位置。載せるだけならまったく問題はないけどね。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
切り欠きがある分、強度や剛性にはやや不安もある。実際、上側だけを噛ませるとぐらぐらしてしまうのでちょっと怖い。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
上下を噛ませれば安定感は増す。のだけれど、クランプ側のノブを締めるとたわむ感じがある。それもちょっと落ち着かない。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
下側だけを噛ませるのがいちばん安定する感じ。ただし、噛んでいる部分が狭いので、ばっちりとも言いがたい気がしなくはない。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
で、モニターを動かしてみると……まさかの事態。クランプ側のノブに当たって回せないんである。むむむっ。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
気を取りなおして、取り外して回して取り付けなおす。が、開く角度も制限されてしまうことが判明。レバー式のクランプならもうちょっとマシかもしれないが。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
Lコンポーネントをスライドさせてやると回せるようになるし、開き角も大きくなる。ので、縦位置はこうしたほうが便利そう。と思ったら大間違い。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
スライドさせたままだと、今度は横位置でうざい。めっちゃうざい。
DC-S5とSmallRigのLブラケット
だったらもういいや、という次第でLコンポーネントの縦の部分を外してしまった。ベースの部分を残してあるのは、外したときに手に食い込んで痛い感じがしたから。

小指置き場兼アルカスイス互換プレートとしてはニジュウマル

延長グリップを兼ねたアルカスイス互換プレートとして使う分には文句はない。機能的にもデザイン的にも満足できる。

まあ、縦位置がうまくないのはSmallRigのせいじゃないし、ワタシ的にはベース部分だけ使うのでもいいと思って買ったこともあって気にはしない。

むしろ、繰り返しになるけど、この機能、このデザインで送料も入れて税込み4,000円ちょっとで買えることのほうがありがたいと思う。

DC-S5を買った人でアルカスイス互換派ならためらわずに買っておくべきアイテムだ。

DC-S5とSmallRigのLブラケット
Lプレートじゃなくなっちゃうんで、センターポール逆付けのローアングルセッティングはできない。が、ロングプレート(レオフォトのNR-140である)を噛ませて強引に。なお、モニター表示のみに切り替えておかないと画面真っ暗になるからご注意を。

Lプレートを使ってのローアングルセッティングについてはstudio9さんに寄稿した以下の記事を参照してくだされ。

「三脚のローアングルは低けりゃいい」は大間違い!低位置から快適に撮影する方法まとめ

DC-S5とSmallRigのLブラケット
Lコンポーネントは無駄になったけど、小指のおさまりもよくなったし、アルカスイス互換プレートとしてはばっちり。これで送料込み4,000円ぐらいなんだから文句なしである。

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