クイックシューを使うといいことがあるんですよ

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ども、北村(@kitamura_sa)です。

三脚には、というか厳密にいうと、雲台にはクイックシュー式とネジ止め式があって、それぞれに一長一短があるわけですけれども、ワタシ個人は長らくネジ止め式オンリーだったのが、最近になってクイックシュー派に転向してしまっております。

で、今回は、クイックシューのメリットについて。どういうところが便利で素晴らしいのか、についてぶつぶつやっていこうと思います。

クイックシューを使いはじめたきっかけ

さて、カメラ関係専門のライターという仕事柄、複数の、それもときには10台以上のカメラで撮り比べをしなきゃいけないこともありまして、でも、そういうときに台数分のクイックシュープレートを用意しておく、なんてのはまず無理なんですね、普通。

それに固定力だったり安定感、ブレにくさだったりの面でもネジ止め式のほうが有利(と言われてます)。なこともあって、三脚はほぼネジ止め式ばかり使っていた。マンフロットのアルミの055をメイン三脚にしていたときも雲台はハスキーの3Dヘッド(ネジ止め式)にしていて、この雲台のほうは今でも愛用していたりします。

それがオリンパスのE-M5 Mark IIに金属製外付けグリップECG-2をくっつけたのがきっかけになって、アルカスイス互換のクイックシューを使いはじめることになったら、これがまあ便利で便利で。ほんと、文明って素晴らしいですね。って感じになってしまいました。

我ながら単純です。

ネジ止め式だと三脚の高さを変えたいときに面倒くさい

で、どのへんがどう便利なのかというと、三脚からカメラを外すのが面倒くさくないこと。

取り付けるのが、じゃないですよ。取り外しが簡単なのがいい。大事なのはそちらなんです。

というのは、カメラを三脚に取り付けるときは、さあ撮るぞ、という気持ちが強くはたらいていますから、多少の手間は面倒には感じないんですね。一方、撮り終わって片づけるときも、もう帰るぞ、という気持ちで作業に臨めるので、まあそれほど面倒くさくはないです。

問題は、撮影中にカメラの位置、特に高さを変えたいとき。

遠景を撮っているときなら、機材が乗ったままの三脚を、よいしょ、と持ち上げて移動すればいいだけなんで、あまり長距離でなければたいして苦にはなりません。

が、高さを変えたいときというのは、案外に手間が多いです。脚パイプを伸ばす、縮める操作を3か所で繰り返さないといけませんし、通常アングルとローアングルを行き来するような場合にはそれなりに時間もかかります。

このときに、カメラを三脚に載せたままにするのは転倒などの危険があるので避けるべきなんですけど(ついやっちゃいますよね)、あとで付け直すのがわかっていて取り外すんですから面倒くささも倍増です。溜め息のひとつもつきたくなるのが人情ってもんでしょう。

でも、マクロ系の撮影だと、主要な被写体とボケになる背景の位置関係だったりボリューム感のバランスだったりが大事なんで、数cmのカメラ位置の違いが問題になったりするんです。そういうときの三脚の高さ調整の手間が、ねぇ、って感じなわけです。

いい撮影アングルを見つけるのにクイックシューが便利

で、それがクイックシューだとどうなるか。カメラをちゃきっと三脚から外して手持ちに切り替えて、ほどのいいアングルを見つけたら、その位置に三脚をセット。ちゃきっと三脚に載せて、という作業がスピーディーにできちゃいます。

同じ作業をネジ止め式のでやろうとすると、カメラを三脚から外すのが面倒くさくて、でもそのままだといいアングルから撮れなくて、外したら外したで今度は付け直すのが面倒くさくて、でも手持ちだとピントを外したり、ブレたりして。みたいな感じになりがちです。

もちろん、面倒くさがったりせずに、きちんとやるのがいちばんなのはわかってます。重々承知しております。でも、面倒くさいのはやっぱり面倒くさい。その面倒くささを道具を使って軽減できるのであれば、そこはやっぱり道具に頼りましょうよ、って話です。

その道具が、ワタシの場合、クイックシューなわけです。

まとめ

とまあ、そんなふうに、クイックシューに変えてから、カメラを三脚から取り外すのが苦にならなくなりまして、だから「クイックシューのいいところは、カメラを取り外すのが面倒くさくないこと」という結論にいたった次第。

それで傑作が撮れるようになったのか、と聞かれると、それはもう「えへへ」でごまかすしかないですけど、面倒がってやらなかったことが面倒くさくなくなって、多少なりとも自分比でよくなったと思えるんですから、ワタシ的には収穫だったわけです。

というのが、ワタシ個人にとって、ネジ止め式からクイックシューに変えてよかったと思える部分です。もちろん、こういうのが誰にでも当てはまるとは思いませんけど、似たような経験(カメラを三脚から取り外す手間が苦痛に思えて、それで撮りたい気持ちが弱くなってしまった。そういう経験のことです)が何度かあったなら、クイックシューに変えてみるといい効果が生まれるんではないかと思うのであります。

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